「オリーブ」の書評の底力。(1)

● 本読みの<標-しるべ->だった

ブックガイドを失って久しい。書店に行くことも少なくなったので、
衝動的な表紙買いをすることもほとんどなくなった。だから、いつも
自分の好きなジャンルや新聞等で評価の確立した本や、ネット上の
無数のレビューの中からいかにも自分の好きそうな本ばかりセレクト
している。読書の上での冒険が少なくなってきている。

あの頃。ブックガイドとして、意外にも優秀だったのが、
「Olive-オリーブ」という少女雑誌(マガジンハウス刊)。学生の頃
ですら、気恥ずかしくて買うどころか手に取ることすらなかったこの
少女雑誌を定期的に買うようになったのは、就職してからであった。

大人になって初めて、「Olive」が単なる少女雑誌でもオリーブ少女の
ためのただのファッション雑誌でもなく、カタログ的ではあったけれ
ど、時代の色や匂いのよく分かる、カルチャー雑誌として、とても
丁寧に作られていることが分かった。少女向け雑誌であったにもかか
わらず、非常に成熟した雑誌だったと思う。

これらのことに気づくきっかけとなったのが、「BOOK」コーナーだった。
(シィアル)
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by wintersavory | 2005-11-05 19:55 | 本*
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